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 データ・モデリング手法であるデータ中心アプローチ(DOA)の普及・啓もう団体であるDOA+コンソーシアムが、データ・モデリングに関するスキルアップを支援する活動を強化する。同コンソーシアム内に新たに分科会を設立し、定期的にミーティングや初心者向けセミナーを開催するほか、技術的な相談を受け付けるメーリングリストを開設する。

 DOA+コンソーシアムが新たに立ち上げたのは第三分科会。データ・モデリング手法の違いを明らかにしたり、Javaなどを使ったオブジェクト指向開発にデータ・モデリングをどう役立てられるのかを中心に研究していた二つの分科会に続くものだ。主な活動は、(1)定例会の開催、(2)セミナーの実施、(3)メーリングリストの開設の三つ。

第1回定例会の様子 (1)の定例会は年間6回開催する。2月15日に開催された最初の定例会には約70人が参加(写真)。データ・モデリングの有効性を開発現場で認知してもらうための課題や、技術的な課題を議論するパネル・ディスカッションを実施した。4月以降に実施する定例会では、データ・モデリングに精通した技術者が、ある業務を想定してその場でデータ・モデルを作成してみせるといった企画も検討している。(2)のセミナーは、主に初心者を対象に年2回実施する予定。

 第1回の定例会でのパネル・ディスカッションでは、「データ・モデリングを新人に教育して開発現場に送り込んでも、現場の責任者に『それをやって何になる』と言われてしまい、学んだ成果を現場で生かせないケースが少なくない。責任者を論破できるくらいに、新人に理論武装してもらう必要がある」、「データ・モデリングを習得したいのだが、参考になるようなモデルが少ない。手本になりそうなモデルを集めて、技術者が参照できるようにしていく必要がある」などと、データ・モデリングの普及や技術者の育成に関する課題が指摘された。第三分科会の活動を通じて、こうした課題を共有し、解決に向けた支援策を講じる考えだ。

西村 崇=日経コンピュータ