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◎修整ソフトの適用前  ジャストシステムは3月1日、ワープロ・ソフト「一太郎」やグラフィック・ソフト「花子」のヘルプ・アイコンのデザインを変更する修整ソフトを配布を正式に発表した。この修整ソフトを適用すると、一太郎や花子のヘルプ・アイコンの形状が、「?」マークとマウスの絵の組み合わせ(右上の画面)から、「?」マークだけ(下の画面)になる。3月2日午前11時以降、同社のWebサイトからダウンロードできる。

◎修整ソフトの適用後 東京地方裁判所は2月1日、一太郎と花子のヘルプ・アイコンが、松下電器産業の持つ特許を侵害しているとして、一太郎と花子の製造・販売の中止と製品の破棄を命じる判決を出した(関連記事)。ジャストシステムはこれを不服として、東京高等裁判所に控訴した。しかし、「お客様の不安を取り除く」(広報)ため、今回の修整ソフトの配布を決めた。地裁の判決後の会見では、修整ソフトの配布を検討しているとしながらも、実際に配布するかどうかや、時期については明言していなかった。

 2月1日の地裁判決は、一太郎と花子の「?」マークとマウスの絵の組み合わせた形状が「アイコン」であると認定。これが、松下の持つ「ヘルプ・アイコンを指定し、別のアイコンをクリックすると、そのアイコンの機能が表示される」という特許を侵害しているという判決につながった。しかし、2004年8月、同じく裁判官は、ジャストシステムの「ジャストホーム2家計簿パック」に関する同様の訴訟で、同製品が採用する「?」マークだけのヘルプ・アイコンは、「アイコンではない」として、松下の訴えを退ける判決を出している。今回の修整ソフト配布は、この判決を受けてのもの。ジャストシステムは、「当社が特許侵害を認めたわけではない」とコメントしている。

 今回修整ソフトの対象になる製品は、一太郎9/10/11/12/13/2004/2005、一太郎 for Linux、花子9/10/11/12/13/2004/2005、ATOK12/13/14/15/16、三四郎9/2005。

松浦 龍夫=日経システム構築