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 日本ビジネスオブジェクツ(BO)は4月1日、ビジネス・インテリジェンス(BI)ソフト群の新製品「BusinessObjects XI(エックス・アイ)」の出荷を始める。「これまで弱かった、エンド・ユーザー向けのレポーティング・ソフトを追加したことが大きな強化点」と徳末哲一社長は説明する。これにより「経営陣が経営指標を監視するためのダッシュ・ボードから、現場の担当者が日々の業務で利用するレポートまでを一貫して提供できるようになった」と続ける。3月11日に発表した。

 徳末社長が強調するレポーティング・ソフトとは、同社が2003年12月に買収した米クリスタル・ディシジョンズがもともとは開発した製品。新版のXIはクリスタル製品と同一のデータ・ソースを利用できるようになった。これまで、BOのソフトとクリスタル・ディシジョンズのソフトはアーキテクチャが異なっていたため、ユーザーはクリスタル用のデータ・ソースとBO用のデータ・ソースを別々に用意しなければ両社の製品を利用できなかった。

 XIは(1)基盤となるデータ分析ソフトの「Enterprise」、(2)分析結果を表示するための「Performance Manager」と「Dashboard Manager」、(3)エンド・ユーザー向けに簡単な分析機能を提供する「Web Intelligence」と「OLAP Intelligence」、(4)ETL(データ抽出・変換・流し込み)ソフトの「Data Integrator」、(5)レポーティング・ソフトの「Crystal Reports」の7製品で構成する。

 XIを利用するユーザーは(1)を必ず導入する必要があるが、ほかのソフトは自由に組み合わせて利用できる。(5)が今回新しく加わったレポーティング・ソフト。(5)以外のソフトは、以前から出荷している製品のバージョンアップ版で、ユーザー・インタフェースを改良したり、セキュリティ機能を強化した。

 価格は販売はパートナー経由のため、公表していない。ただ「目安は、最小構成(Enterpriseを8ユーザーで利用する場合)で約100万円」(マーケティング部の篠原克志ディレクター)。Enterprise、Web Intelligence、OLAP Intelligence、Crystal Reportsは4月25日出荷。その他の製品は7月~9月にかけて順次出荷する。

 中堅企業や大企業の事業部向けのレポーティング・ソフト「Crystal Reports Server XI」も4月1日から出荷する。価格は105万円(今年7月まで88万8000円)。篠原ディレクターは、「年商100億~500億円の企業ならCrystal Reports Server XI、500億円以上ならXI」と両製品の使い分けを説明する。

島田 優子=日経コンピュータ