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 米アドビ・システムズは4月18日、米マクロメディアを買収することを発表した。両社は、Webオーサリングやグラフィック制作ツールの分野で高いシェアを握る。今回の合併により、PDF(Portable Document Format)とMacromedia Flashが、一企業の手に収まることになる。

 買収金額は34億米ドル。米証券取引委員会(SEC)の審査を経て、2005年秋に完了する予定である。マクロメディアの株主には、1株に対し0.69のアドビの株が割り当てられる。アドビでは、ブルース・チーゼン氏(インタビュー記事)が引き続き最高経営責任者(CEO)を務める。

 両社は合併後の具体的な製品計画を明らかにしていないが、チーゼンCEOは「両社の製品は理想的な補完関係にある」とする。例えば、映像分野では、アドビの映像オーサリング・ツール「Premiere」とマクロメディアの再生技術である「Flash Video」の組み合わせが考えられる。企業向けには、PDFベースの文書管理ツールと、Flashを使ったリッチ・クライアントの統合の可能性があるとしている。

本間 純=日経コンピュータ