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 NEC子会社のNECトータルインテグレーションサービス(NTIS)は4月21日、新しいシステム構築サービスを開始する。業務プロセスを定義するだけでアプリケーションをほぼ自動で生成できることが特徴。「システムの開発中や開発後に業務内容が変わっても、容易に反映できる」と西川喜勝社長はメリットを語る。

 新サービスの名称は「CGAA/ARIS」。同社が培ってきた独自の開発方法論「CGAA」に、IDSシェアー・ジャパンのビジネス・プロセス管理ツール「ARIS」を使った業務プロセスの定義作業を加えた。

 従来のCGAAの概要は、Javaのプログラム部品を蓄積し、それらを組み合わせてアプリケーションを開発することだった。しかし、それだけではプログラミング作業の効率化に寄与するだけなので効果は限定的だった。「開発生産性よりも仕様変更による手戻りのロスを減らすことが重要だった。また、設計作業とプログラミング作業が完全に分断しているため、設計書とは違うプログラムができることもあった」(西川社長)。

 こうした問題点を解決するために、新サービスではARISを採用した。CGAA/ARISでは、業務プロセスを定義するための「ARIS Toolset」を使って設計する。この工程で定義した業務プロセスに、NTISが用意したプログラム部品をひも付けする。そのため、業務プロセスを定義すると同時にアプリケーションが完成するという仕組みだ。業務プロセスとプログラム部品の関係性は専用のリポジトリに格納されるので、設計作業とプログラミング作業の一貫性を保持できる。

 NTISはCGAA/ARISを使ったシステム開発を1システム当たり5000万から5億円で請け負い、今後3年間で180億円の売り上げを見込む。当面、対象とする顧客は製造業と流通業である。

矢口 竜太郎=日経コンピュータ