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伝送速度10Gビット/秒の高速イーサネット(10GbE)搭載のLANスイッチ製品で高いシェアを持つ米ファウンドリーネットワークスは、2005年夏に製品のラインアップを強化する。7月にハイエンドL3スイッチ「BigIron RX」シリーズ、8月にエッジ・スイッチの「FastIron Edge X242F」と統合型セキュリティ装置の「SecureIron」シリーズ、9月にはハイエンド・ルーターの「NetIron XMR」シリーズを投入する。6月6日から千葉・幕張で開催中のNetWorld+Interop Tokyo 2005に併せて来日したボビー・ジョンソン社長兼CEO(最高経営責任者)に話を聞いた。

--各製品の位置付けは。

NetIron XMRは通信事業者にフォーカスした製品だ。あとの3製品は企業ユーザー中心に売りたいと考えている。FastIron Edge X242Fは、通信事業者と企業ユーザーが半々、BigIron RXは75%が企業ユーザーになるだろう。

当社のビジネスはここ4年くらいずっと企業向けが全体の75%くらいを占める。大きな銀行や流通チェーン、政府関連などが顧客の中心だ。日本でもテレビ朝日や東京都庁が当社の顧客。今後はもっと多くの企業の基幹ネットワークで10GbEが使われるようになる。ただ今のところ日本に関しては、米国より企業ユーザーの比率が低く、顧客の半分が通信事業者だ。

SecureIronは全く新しいジャンルの製品だ。コア向けの「SecureIron Traffic Manager(SecureIron TM)」とエッジ向けの「SecureIron Security LAN Switch(SecureIron LS)」の2種類がある。前者はファイアウオールとインターネットの間に置き、ファイアウオールの負荷を低減する役割を担う。後者は企業内LANに置き、クライアントからサーバーへのアクセスを一定条件で規制するといった使い方をする。

--ライバルはどこか。

NetIron XMRはシスコシステムズやジュニパーネットワークスのハイエンド・ルーターがターゲット。シスコのCRS-1やジュニパー T640が直接のライバルになる。

FastIronとBigIron RXは、シスコに加えて、エクストリームネットワークスも競争相手になるだろう。SecureIronは直接のライバルは存在しないと考えている。

いずれのライバルにも絶対的な価格競争力で勝負する。絶対的とは、機能や性能で大きく上回り、価格はずっと安いという意味だ。例えば、NetIron XMRはシスコのCRS-1より処理性能が上で、価格は20分の1だ。BigIron RXもライバル製品に比べて25~50%安く、性能が高い。

NetIron XMRが狙うマーケットでは確かに、シスコやジュニパーに実績がある。ただ、われわれの製品は既に多くの通信事業者で使われ、価格性能比に関して高い評価を得ている。だからNetIron XMRには十分勝算があると思う。

--今後の技術開発は。

われわれは高速イーサネットの世界でこれからもリーダーシップをとり続ける。差し当たって40Gビット/秒、次に100Gビット/秒のイーサネットに取り組んでいる。40Gビットの技術はできあがりつつあるが、コストの面でまだ問題がある。2年以内には製品化できると思う。100Gビットは3年後くらいになるだろう。

10Gビット/秒のイーサネットを銅のより対線ケーブルで使えるようにする技術も開発中だ。ただ、より対線ケーブルでは長い距離の通信ができないので、サーバー・ラック内などに用途は限られるだろう。

山田 剛良=日経コンピュータ