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 日本BEAシステムズはSOA(サービス指向アーキテクチャ)を実現するためのミドルウエア/開発ツール群「BEA AquaLogic」を今年8月以降、順次出荷開始する。AquaLogicは、パッケージ・ソフトやJavaアプリケーション、.NETアプリケーションなど複数のアプリケーションが持つ機能を「サービス」として呼び出し、それらを組み合わせて利用できるようにする。「WebLogic Serverなど既存製品を使ってもSOAを実現できるが、AquaLogicでより簡単になる」と、保阪武男マーケティング本部長は説明する。

 AquaLogicを構成する製品は以下の通り。(1)サービスを呼び出す順番を規定する「AquaLogic Process」、(2)サービスを組み合わせた“複合アプリケーション”を表示するための「AquaLogic Portal」、(3)複数のサービスを使用するための認証・認可の情報を一元管理する「AquaLogic Enterprise Security」、(4)複数のサービス同士でデータの整合性を保持するための「AquaLogic Data Services Platform」、(5)複数サービスの連携基盤である「AquaLogic Service Bus」と「AquaLogic Service Registry」、(6)サービスの組み合わせを定義するための開発環境である「AquaLogic Composer」、である。

 同社はこれまで、Webアプリケーション・サーバー「WebLogic Server」を中心とするアプリケーション基盤製品群「BEA WebLogic Platform」を、SOAを実現するための製品群と位置付けていた。しかし、AquaLogicを発表するに当たって両者の位置づけを変更。AquaLogicを「サービスを組み合わせて利用するための製品群」、WebLogic Platformを「一つのアプリケーションを開発・実行するための製品群」とした。

 同時に、SOAを構築するために必要な製品をWebLogic PlatformからAquaLogicブランドに移行させた。AquaLogic Enterprise SecurityとAquaLogic Data Services Platformがそれで、以前はそれぞれ「WebLogic Enterprise Security」、「Liquid Data」と呼んでいた。
 AquaLogic Enterprise Security、AquaLogic Data Services Platform、AquaLogic Service Busの3製品は早ければ8月中に出荷を開始する。AquaLogic Process、AquaLogic Portal、AquaLogic Composerは新規開発の製品群で、来年中の出荷を予定している。

 国内での詳細な出荷時期や販売価格は6月21日に発表する。米国での販売価格は、AquaLogic Enterprise Securityがプロセサ当たり1万ドルから。AquaLogic Data Services Platformはプロセサ当たり1万ドルから。AquaLogic Service Busは米国でも今夏の出荷予定で、プロセサ当たり4万5000ドルを超えない価格になるという。

矢口 竜太郎=日経コンピュータ