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 ウイングアークテクノロジーと日本IBMは6月27日、帳票の開発・管理ソフト「SVF Designer for WebSphere supported by Rational Software」を発表した。UNIXやLinuxなどのオープン系システムの帳票と、メインフレームなどによるレガシーシステムの帳票を、統合して開発・管理できる点が特徴である。これからレガシーマイグレーションを考えているユーザーを中心に売り込む。

 SVF Designerで帳票のひな型を開発すると、オープン系とレガシーのシステムでそのまま利用することができる。マイグレーションをする場合、ひな型に流し込むデータの参照元を変えるだけでよい。「新たに開発する帳票から段階的にSVF Designerに移行しておけば、将来、マイグレーションする際の手間を大きく削減できる」(ウイングアークテクノロジーズ アカウントセールス部の大垣考広マネジャー)。

 これに対して、既存の帳票の開発・管理ツールの多くはオープン系システム向けに提供されており、レガシー系では独自に帳票印刷用のプログラムを作り込むことが一般的だった。帳票ツールがあっても、帳票のひな型を共有することはできない。そのため、マイグレーション時にはデータやプログラムの移行だけでなく、帳票のひな型を改めて開発する必要がある。

 SVF Designerは、レガシーシステムの運用・開発に慣れたエンジニアでも操作しやすくするため、レガシー系の帳票開発で多用されているCPI/LPI方式(1インチ当たりに印刷する行数や文字数を固定して帳票を設計する方法)の設計画面や、ひな型の修正に失敗してもすぐに元に戻せるようバージョン管理機能を備えている。また電子帳票のひな型としても流用できるようにし、ペーパーレス化にも対応している。

 SVF Designerの価格は700万円(10ライセンス)から。ウイングアーク、日本IBMの両社合わせて、今後3年間で500ライセンス(約50社)の販売を見込む。出荷は11月末からの予定。

(目次 康男=日経コンピュータ)