パソコン大手のデル日本法人が、職業安定法に違反していた疑いがあることが分かった。同社のパソコン販売用ショールーム「デル・リアル・サイト」の店頭販売員を採用する際に、職業紹介の許可を得ていないにもかかわらず、自社で面接した上で人材派遣会社に紹介。派遣社員というかたちで働かせていた。

 こうした状況を受けて神奈川県警は、12日にも法人としての同社と当時の採用担当の元社員を書類送検する方針を固めたと、新聞各紙が一斉に報道している。デルが派遣会社に紹介した人数は200人近くに上ると見られるが、「正確な人数は把握していない」(デル広報)という。

 デルは「自社で面接した社員を派遣会社に紹介したのは事実で、法令の理解が不十分だった。2004年6月に神奈川労働局の指導を受け、現在はすでに是正している」(広報)とコメントしている。

(広岡 延隆=日経コンピュータ)