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 システム・インテグレータのシーイーシーは8月12日、OSS(オープンソース・ソフトウエア)に関する保守サポートを提供する米スパイクソースと提携し、スパイクソースが持つOSSの組み合わせに関する情報を提供すると発表した。対象となるOSSは、LinuxやApache、MySQL、JBossなど。9月1日から提供を開始する。

 OSやミドルウエアなどをバージョンアップした際に、前バージョンで動いていたアプリケーションが動かなくなる、バージョンの違う他のソフトと連携できなくなる、といった不具合が生じるケースがある。商用のソフトを使う場合なら、開発元のベンダーに問題を解決するよう依頼できるが、OSSを使う場合には自己責任で解決しなければならないケースが多い。

 スパイクソースは、さまざまなOSSやバージョンを組み合わてテストを実施し、正常に動作する組み合わせ(スタックと呼ぶ)を認定している。このスタック通りにOSSを組み合わせでシステムを構築すれば、OSSの相性やバージョンの違いに起因する不具合を回避できるという。

 シーイーシーは、スパイクソースが提供するスタックの情報を日本およびアジアの日系企業に向けて有償で提供する。配信する情報は英語だが、半年以内に日本語対応する。スパイクソースがテストしていないOSSや、OSSに対して独自に拡張した機能についても、個別にサポートする予定。価格はすべて個別対応となる。

 同社は、OSSを使ったシステムの構築/保守サポートを事業の柱の一つにしていく考えだ。2007年末までに20人いる部隊を300人体制に増員し、OSSの構築/保守サービスで売上100億円を目指す。

安藤 正芳=日経コンピュータ