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米コンコルド・コミュニケーションズは,ネットワークやアプリケーションの稼働状況を統合管理するソフトウエア「eHealth Suite」を開発・販売する。2003年11月には,最新バージョン「eHealth Suite 5.65」を出荷した。同社のデイリー・マネージャに,新製品の特徴と日本市場への戦略を聞いた。(聞き手は蛯谷 敏=日経コミュニケーション)

--新製品の特徴を教えて欲しい。
 「eHealth Suite」はエンド・ツー・エンドで,アプリケーション,システム,ネットワークなどIT(情報通信)インフラの統合管理ができるソフト。エンド・ユーザーが体感しているレスポンスを測定する機能も搭載している。監視結果を表示するレポートは,ITインフラの障害の予兆や使用傾向の分析などに使える。
 最新バージョンでは,新たにVoIP(voice over IP)の管理機能「eHealth Voice Quality Monitor」を追加した。ネットワークのVoIPトラフィックを監視できるほか,VoIPパケットの損失率や遅延などを測定し,電話の通話品質を評価する指標であるMOS(mean opinion score)値も算出できる。こうした指標を基に,効率的にVoIPネットワークを構築できる。

--VoIP管理機能を搭載した理由は。
 多くの企業が,音声をデータ・ネットワークに統合してコストを削減したいと考えているからだ。これは日本だけでなく世界的なトレンドだ。当然こうした企業向けにサービスを提供する通信事業者やインターネット接続事業者(プロバイダ)も,音声とデータを統合したネットワーク・サービスの提供を目指している。
 だが音声は他のアプリケーションと違い,ネットワーク品質に大きく依存するアプリケーションだ。本格導入の前にネットワーク品質の検証は必須になる。VoIPサービスを提供する通信事業者やプロバイダにも,これまで以上にネットワークの品質向上が求められる。そのためには,現状のネットワーク品質を正確に把握する必要がある。「eHealth Suite」の最新バージョンは,そのための機能を数多く備えている。

--製品のターゲットは?日本での実績はあるのか?
 「eHealth Suite」は,通信事業者やプロバイダ,大規模ネットワークを持つ企業をターゲットにしている。既存バージョンは,各国の通信事業者やプロバイダで導入されている。日本でも,通信事業者ではNTT東西地域会社やKDDI,大手企業ではソニーやNEC,富士通など180社以上に導入実績がある。

--日本市場での戦略は?
 日本は米国,欧州に次いで重要な市場として位置付けている。日本語対応版も12月には出荷できそうだ。日本語で相談を受け付けるサポート・センターも開設した。日本では丸紅ソリューションなど4社の代理店を通じて販売する。
 コンコルド・コミュニケーションズの総売上高に占める日本市場の割合は,現在5%前後。これを近いうちに2倍以上にしたい。日本市場はまだまだ成長の余地があると信じている。