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米ウォッチガード・テクノロジーズは,ファイアウォール製品である「Firebox」シリーズを主力に開発・販売するセキュリティ機器ベンダー。7月に就任したばかりのエドワード・ボーレイCEOに,同社にとっての日本市場の重要性について聞いた。(聞き手は宗像 誠之=日経コミュニケーション

──ウォッチガード全体における,日本市場の売り上げ比率は。

 地域別の大まかな市場シェアは,全売り上げの50%が北米,30%が欧州,20%がアジアを含む「その他」の市場だ。その他の市場セグメントを詳細に見ると,日本の売上高が40%を占めている。アジア市場は現状で唯一,人員を増やしている地域。今後10~15年の間に,アジア市場の売上比率は急速に高まると予測しているからだ。日本,中国,インドがアジア市場をけん引していくだろう。中でも,日本市場は特に重視している。

──中国やインドの市場規模は日本以上だと思うが,日本を重視する理由は。

 市場規模という面では確かに,日本よりも中国やインドに分がある。それでも日本市場を重視する理由は二つある。一つは,日本が世界に先駆けてブロードバンド先進国になったこと。ADSL(asymmetric digital subscriber line)だけでなく,FTTH(fiber to the home)までこれだけ普及している国は,ほかにまだない。二つめは,音声とデータの統合が進むなど,ブロードバンドを使いこなす事例が増えていること。IP電話が好例だ。日本市場で今起こっていることは,ほかの市場で次に起こるはず。製品を開発する上でも,日本からは目が離せない。

──具体的には製品開発にどのように生かすのか。

 日本のブロードバンド環境に耐えうる製品仕様は,ほかの市場でも十分に通用すると当社では考えている。品質のスタンダードの参考にできる。ブロードバンドの使い方も興味深い。IP電話だけでなく,例えば,電子カルテなどの医療情報を,ブロードバンドとVPN(仮想閉域網)でやり取りするという取り組みも,日本で始まっていると聞いている。ブロードバンドの利用を前提としたセキュリティ対策や,アプリケーション開発を進める上で,セキュリティ機器ベンダーの当社としては非常に参考になる事例ばかりだ。

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