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ジャムダットモバイルジャパンは,携帯電話向けコンテンツ提供会社(プロバイダ)ジャムダットモバイルの日本法人。2004年10月から,KDDIが提供する「EZweb」向けのゲーム・ソフトで日本市場へ参入した。だが日本の携帯電話向けコンテンツ市場は過当競争によって,撤退を余儀なくされる中小プロバイダも現れている。同社の岩田俊郎社長に,日本市場の攻略法を聞いた。(聞き手は高槻 芳=日経コミュニケーション)

――日本の携帯電話向けコンテンツ業界は,一握りの勝ち組を除いてプロバイダの淘汰が始まっている。市場が飽和状態にある中で勝算はあるのか。

 サービスを開始して間もないが,非常に強い手応えを感じている。この市場は,決して飽和しないと断言できる。
 その最大の理由は,携帯電話機の高機能化に合わせてコンテンツの表現力が向上し続けていること。携帯電話が備える機能を活用してコンテンツを開発していけば,ユーザーが次々に新しいコンテンツを購入してくれるはずだよ。
 最も分かりやすい例は,ソニーのプレイステーションのような家庭用ゲーム機だ。プレイステーション2に移行する中で,1人のユーザーが次々に新しいゲーム・ソフトを購入している。
 そこで目を付けたのが,KDDIの携帯電話向けプラットフォーム「BREW」だ。Javaよりもはるかに処理が高速で,端末が持つ表現力をフルに引き出せる。もちろん対象ユーザーを増やすため,今後はJava対応のソフトも準備する。

――パソコン向けのWebページを表示できる「フルブラウザ」が人気を集めている。インターネット上の無料コンテンツが携帯電話で見られるようになると,現状の有料コンテンツは成り立たなくなるのでは。

 正直に言って,こんなに早くフルブラウザが登場したことにと驚いている。ニュース配信などの情報コンテンツは厳しくなるだろう。これからは,ユーザーが心底楽しめるようなキラー・コンテンツを提供しなければ生き残れない。

――では,何がキラー・コンテンツの鍵になるのか。

 誰もが知っているようなキャラクターや人物を登場させること。単純だが,それが最も強力な武器になると思う。つまり技術力だけでなく,ライセンス・ビジネスでの競争になるわけだ。私は別のコンテンツ・プロバイダに在籍していたころ,ハリウッド映画などのライセンス処理に携わった。その経験を生かして,驚くようなキラー・コンテンツを提供していくよ。