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 DDIポケットが,複数回線割引を強化する計画があることを明らかにした。時期や詳細な割引内容は未定だが,2回線目をデータ通信に利用するユーザーや,家族で複数のPHSを利用するユーザーを対象にした内容にするという。

 現在は,2回線以上のPHS回線を契約しているユーザーが請求書を1枚にまとめることで,1回線当たり月額料金を200円割り引くサービスを提供中。今回,同社が複数回線割引の強化に踏み切るのは,データ通信の需要を掘り起こしたいという狙いがあるからだ。

 「競合するNTTドコモは,主回線に携帯電話,副回線にデータ通信用途でPHSというユーザーが多い。同社の『ファミリー割引』を使って,データ通信専用PHS端末を割安に使えるからだ。我々も早急に対抗できる割引プランを導入したい」(DDIポケットの土橋匡・販売促進部長)。DDIポケットも機器組み込み用PHSの「H"-in」や,データ通信専用プランの「データパック」などを提供しているが,ユーザー獲得には料金面でもう一歩踏み込む必要があると判断した。

 さらにDDIポケットは,パケット通信サービスの導入を2001年4月から5月に予定していることも明らかにした。同サービスの通信速度は128kビット/秒。データ量に応じて回線交換とパケットを動的に切り替えるAO/DI(always on/dynamic ISDN)も同時に開始する。AO/DIの導入により,短いメールなどのデータはパケットでやり取りし,データ量が増加してきた場合に回線交換に切り替えて通信料金を節約することができる。AO/DI利用時のパケット通信速度は32kビット/秒になる。

 パケット通信の利用料金は未定だが,パケット通信では一般的なデータ量課金ではなく,時間に応じた課金体系にする構想があるという。ユーザーが使いやすいように,準定額料金の導入も視野に入っている。

 このほか,腕時計型PHSや短距離無線通信規格のBluetooth対応通信モジュールを2001年内に提供する計画も明らかにした。

(川崎 慎介=日経コミュニケーション)