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 NECと日立製作所は10月12日,光通信事業で提携すると発表した。北米を中心とした海外通信事業者向けに,高速・大容量通信機器を共同で開発する。2001年夏にも,共同開発の成果となる機器を出荷する計画。お互いの技術力を持ち寄って開発スピードを向上させ,北米市場で両社のシェアを上げるのが目的である。開発のほか,製造や販売の共同化も視野に入れている。

 両社が共同開発するのは,(1)長距離・大容量のWDM(波長分割多重)装置,(2)10G,40Gビット/秒などの大容量SONET/SDH(光同期ネットワーク)装置,(3)光クロスコネクト,(4)ネットワーク・マネージメント・システム--の4種類の製品。これらの製品は,通信事業者各社がバックボーンを高速化するために導入する。

 現在,インターネットのトラフィックが急増しているため,こうした光通信機器のニーズが順調に増えている。特に需要が高い北米では,カナダのノーテル・ネットワークスや米ルーセント・テクノロジーズ,富士通などが大きなシェアを握っている。NECと日立は今後,共同開発によってシェアを拡大する考えだ。

 ただし国内向け製品は,両社ともこれまでの実績がある上に北米向け製品とは仕様が異なる部分がある。このため,これまで通り,個別に開発・販売していく意向である。

(中川 ヒロミ=日経コミュニケーション)