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 NTT持ち株会社の宮津純一郎社長は10月24日の会見で,NTT東日本が他社のxDSL(digital subscriber line)事業参入を妨害した独占禁止法違反の疑いにより公正取引委員会の調査を受けているという一部報道を認めた。ただし,「ずいぶん以前のことについて調査しているようだ」と反発した。

 宮津NTT社長は,「今年の夏に郵政省の研究会が報告書をまとめ,NTT地域会社は他社を差別的に扱わないようにすることとの指摘を受けた。現在はそれに従っている」とし,現状,独占禁止法違反の実態はないとの考えを示した。

 NTT東西地域会社は,99年12月からxDSL技術を使い,電話線(銅線)で高速通信を実現するADSL(asymmetric DSL)サービスを提供している。東京めたりっく通信やイー・アクセスなどのベンチャー企業もxDSL事業参入しているが,サービスの提供に不可欠な電話線を握るNTT東日本が,参入を妨害したとの疑いが持たれている。

(吉野 次郎=日経コミュニケーション)