英国の大手通信事業者であるケーブル・アンド・ワイヤレス(C&W)は10月30日,日本における光ネットワークの構築計画を明らかにした。今後5年間で1500億円を投資し,全国規模の光バックボーン・ネットワークを構築し,全都道府県に,ユーザーを収容するアクセス・ポイント(AP)と,NTT地域会社などの他事業者とつなぐ相互接続点(POI)を開設する。APは全65カ所,POIは全75カ所に及ぶ。「企業ユーザー向けに,最先端のインターネット/データ通信サービスを提供する」(C&W)。

 C&Wは,99年6月に国際デジタル通信(IDC)を買収し,ケーブル&ワイヤレスIDC(C&W IDC)を発足させ,日本国内市場への参入を果たした。以後,国際通信サービスを中心に事業を展開してきたが,今後は国内通信サービスの提供にも本腰を入れる。12月には国内長距離電話サービスを始める予定である。

 光バックボーン・ネットワークの構築計画は,今後も急激な成長が期待できる日本国内の通信市場を重視する同社の姿勢の表れと見ることができる。

 同社はさらに,東京と大阪に,光ファイバのほかxDSL(digital subscriber line)やFWA(fixed wireless access)などをアクセス回線とするメトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)の構築と,C&W IDCのデータ・センター事業の拡大計画も発表。データ・センターは,現状の1万2000平方メートルから3万2000平方メートルに拡張する。

(藤川 雅朗=日経コミュニケーション)