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 米トップ・レイヤー・ネットワークスは11月8日,PCIバスに実装するボード型のスイッチ製品「AppSwitch PCI」を開発したことを明らかにした。従来のボックス型の高レイヤー・スイッチ製品「AppSwitch 3512」と同じ機能をPCIボードで実現する。多くのサーバー機を設置できない中小規模のインターネット接続プロバイダやASP(application service provider)などサービス・プロバイダ向けに提供する。出荷開始は2001年第1四半期。価格は未定だが,AppSwitch 3512の490万円より低く設定する。

 AppSwitch PCIは,従来のボックス型スイッチ製品「AppSwitch 3512」がベース。AppSwitchシリーズは,アプリケーション層でIPパケットをスイッチ処理する製品。同社が独自開発したASIC(特定用途向けIC)を搭載し,帯域制御やセキュリティ,サーバー負荷分散など,数多くの機能を実現することが特徴だ。

 AppSwitch PCIは,サーバー機のPCIバス・スロットに実装して利用する。サーバー機の電源供給のみを利用するため,PCIバスを備えたサーバー機であれば機種を問わない。PCIボード2枚で構成。この2枚のボードが1台のスイッチとして動作する。それぞれのPCIボードにインタフェースを備える。1枚はイーサネットの10BASE-T/100BASE-TX自動認識ポートを4ポート,もう1枚はギガビット・イーサネットを2ポート持つ。同社はさらに,2枚のPCIボードに10BASE-T/100BASE-TX自動認識ポートを4個,合計で8ポートの製品も出荷する予定である。

 同社のブルース・コーエンCEOは,「日本のデータ・センターは設置料金が高額」と言い,こうしたデータ・センターを利用するASPなどのサービス・プロバイダにとって,「場所を取らずに導入できるAppSwitch PCIのニーズがある」と見ている。また,コンピュータ・メーカー向けに製品をOEM供給することも検討している。

(加藤 慶信=日経コミュニケーション)