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 帯域制御装置などを販売するパケッティアは11月14日,Webページの配信・表示を高速化する装置「AppCelera ICX-55」を発表した。画像データなどを圧縮してから配信するため,低速回線を利用するユーザーでもWebページの表示が高速化する。出荷開始は12月末で,価格は180万円前後。出荷目標は今後1年で1000ユーザーを見込んでいる。

 AppCeleraの主な機能は,(1)Webブラウザの種類とバージョン情報を取得することで,Webブラウザごとに最も効果的な圧縮形式を自動選択する,(2)ユーザーが利用するアクセス回線の状況を判別し,配信する画像データの圧縮率を制御する--の2点。圧縮形式を最適化することで,Webブラウザ上での表示速度を高速化。さらに,画像データの圧縮率を制御することで,低速回線でも高速なレスポンスを実現する。

 パケッティアは,発表会場で56kビット/秒の擬似的なアクセス回線を再現し,デモンストレーションを実施した。AppCeleraを利用しない場合は完全に表示が終了するまでに27秒かかったWebページが,AppCeleraを利用した場合には5秒間で表示。この時の画像データの容量は,AppCeleraを利用しない場合で36Kバイトだったが,利用した場合には6Kバイトに圧縮された。

 AppCeleraは,WAN回線とWebサーバーの間に設置する。処理可能な同時セッション数は最大200セッション/秒。接続可能なWebサーバーは最大16台。アクセス回線の状況判別は,AppCeleraとユーザーの端末間でのIPパケットの応答時間を目安としている。開発元の米パケッティアは,9月下旬に米国ジョージア州アトランタで開催された「NetWorld+Interop 2000 Atlanta」にAppCeleraを参考出展。同展示会にてベスト・オブ・ショーを受賞した。

(加藤 慶信=日経コミュニケーション)