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 米シスコ・システムズは早ければ2001年4月にも,同社のキャッシュ・サーバーおよび負荷分散関連装置の製品群を連携させ,新しい製品群として提供する。連携動作させることで,主にインターネット接続事業者(プロバイダ)やコンテンツ配信事業者向け機能を強化,今後需要の拡大が予想させるCDN(コンテンツ配信ネットワーク)市場でのシェア拡大を狙う。

 シスコが提供するキャッシュ・サーバーおよび負荷分散装置の製品群は,現在大きく三つに分かれている。(1)従来からシスコが手がけてきたサーバー負荷分散装置「LD」(Local Director)と広域負荷分散装置「DD」(Distributed Director),(2)2000年に買収した米アローポイント・コミュニケーションズのレイヤー4スイッチ「CSS」(Content Service Switch),(3)同じ2000年に買収したコンテンツ配信機器メーカー米サイトパスのコンテンツ配信管理サーバー「CDM」(content distribution manager)とキャッシュ・サーバー「CE」(content engine)--がある。

 このうち3番目の旧サイトパスのCDM/CE製品をベースに他製品と連携させ,製品ラインナップを整理する。まず2001年4月ころに,プロバイダおよびコンテンツ配信事業者向けに,サイトパス製品にシスコのDDが持つ技術を組み合わせた新しいブランド「インターネットCDN」を作成。従来のサイトパス製品に,DDの広域網対応機能を応用した機能を持つDNS(domain name server)サーバー「CR」(content router)を加える。

 一方,従来からのサイトパス製品は,主にターゲットを一般企業ユーザーに絞り,ブランド名「イントラネット/エクストラネットCDN」として売り込む。

 将来的には,現在DD/LDやCSSを使っているユーザーに対しても,イントラネット/エクストラネットCDN製品群や,インターネットCDN製品群へスムーズに移行するための手段を提供する予定である。

(米田 正明=日経コミュニケーション)