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 音声/データの国際通信サービスを提供するフランスのグローバル・ワンは2001年2月13日,東京都内にデータ・センターを開設したと発表した。東京都品川区にある日本法人のグローバル ワンが運営する通信センターのビル内にデータ・センターを設置し,サービスを3月1日から開始する。スペース内には200台のラックが設置可能で,今後1年間で50~100ユーザーの獲得を目指す。

 日本のデータ・センターは,すでに開設済みのフランス,シンガポールに次いで3番目になる。さらに米国,香港など8カ国/地域に,データ・センターを2001年5月までに開設する計画。同社が持つグローバル規模の通信インフラと組み合わせ,各国の多国籍企業向けに電子商取引(EC)サイトなどのホスティング・サービスを提供していく。

 合わせて,日本法人のグローバル ワンは3月1日から,電子商取引(EC)を含むWebサイト向けの構築支援パッケージ・サービス「e-Business starter kits」を開始する。本来,日本国内でもターゲットを多国籍企業に絞ろうとしたが,「日本国内では,データ・センターを活用して海外事業を展開する企業がまだまだ少なかった」(グローバル ワンの小川徹社長)。そこで,同サービスで,日本国内のデータ・センター需要を掘り起こすことにした。

 e-Business starter kitsの特徴は,「ユーザーの要望に合わせた機器を用意できる」(グローバル ワン事業開発部の村上雅章部長代理)こと。従来のホスティング・サービスでは,「事業者が機器を購入して,ユーザーにレンタルする形態が多かった」(村上氏)。この形態では,ユーザーの要望に合った仕様の機器が必ずしも用意できない。そこでグローバル ワンは,サン・マイクロシステムズ,ヒューレット・パッカード,デル・コンピュータの日本法人3社と協力。サーバーのOSや処理性能などでユーザーの要望に応じて機器を調達できる体制を整えた。

 同サービスは,企業が展開する事業内容に応じて,(1)会員向けの情報発信を中心としたサイト向け,(2)受注や決済機能を持つECサイト向け,(3)(2)のサービスにヘルプデスク・サービスを付加したもの--の三つのメニューに分かれている。いずれのメニューもシステム構築や機器提供,運用・管理で,CSKなどのSIベンダーやシスコシステムズなどの機器ベンダー11社と協力する。また,ヘルプデスクはコールセンター業務を手がけるもしもしホットライン,決済処理はダイヤモンドリースがそれぞれ代行する。

(加藤 慶信=日経コミュニケーション)

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