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 ニフティは早ければ2001年10月にも,同社のコンテンツ配信サービス「Broadband@nifty」の中で,符号化速度を約700kビット/秒に高めた高画質映像の配信サービスを開始する。

 Broadband@niftyは,同社のインターネット接続サービスを利用するユーザー向けに提供しているコンテンツ配信サービス。CATVやADSL(asymmetric digital subscriber line)などの高速アクセス回線を使って提供しており,映画やテレビ番組,音楽などをストリーム配信している。

 現在同社が配信している映画などの映像は,符号化速度の違いにより「レギュラー・サイズ」と「ラージ・サイズ」の2種類の圧縮ファイルを用意している。このうちラージ・サイズの符号化速度は最大256kビット/秒だが,動画の高画質化のため,これを段階的に増速していく。まず2001年上半期をメドに,300kビット/秒程度にアップ。そして,下半期には700kビット/秒に高速化する予定である。

 現在,符号化速度を256kビット/秒程度に抑えている理由は,xDSL回線のスループットの実測値が400k~1.2Mビット/秒とばらつきがあるため。400kビット/秒程度しかスループットが得られないユーザーにも高画質映像を配信するため,安全をとって256kビット/秒程度に抑えているという。

 ニフティは「符号化速度を数Mビット/秒にまで高められれば,テレビ放送やVHSビデオと同等の品質の映像配信が可能になる。そうなれば映像配信へのニーズも増える」(サービス企画部の石井健太郎リーダー)と見ており,高画質映像の配信をコンテンツ配信市場の拡大につなげたい考え。

(米田 正明=日経コミュニケーション)