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 NTT持ち株会社は4月16日に今後3年間のグループ経営計画を発表し,NTT東西地域会社が試験提供中のFTTH(fiber to the home)サービスの展開計画などを明らかにした。

 FTTHは,一般家庭にまで光ファイバを引き込む通信形態のこと。NTT東日本とNTT西日本は2000年12月から,それぞれ東京と大阪の一部地域でインターネット接続事業者(プロバイダ)につながる最大10Mビット/秒のFTTH回線を試験提供している。このサービス名を「Bフレッツ」(仮称)とし,7月に本格サービスに移行するのを機に,現在1万3000円の月額料金を5900円程度(宅内装置使用料含む)に引き下げる。メニュー名は「Bフレッツ ファミリータイプ」とする。ユーザーはこのほか,プロバイダにインターネット接続料を支払う。現在,相場となっている5000円をそのまま適用すれば,合計で約1万1000円となる。

 7月には,最大100Mビット/秒の回線を月額9900円で提供する「Bフレッツ ベーシックタイプ」を追加する(宅内装置使用料含む)。さらに集合住宅向けには,スループットを抑える代わりに,料金が月額4700円と割安な最大100Mビット/秒回線「Bフレッツ マンションタイプ」を提供する(同)。

 提供エリアは,2004年3月までに県庁所在地級都市,2006年3月までにおおむね全国の市まで拡大する。需要密度が低い地域は,国や自治体の整備した光ファイバ網を活用することを検討している。

 このほか最大1.5Mビット/秒のADSL(asymmetric digital subscriber line)サービス「フレッツ・ADSL」を月額4050円から3800円程度に,64kビット/秒の定額ISDN「フレッツ・ISDN」を月額3600円から引き下げる(宅内装置使用料は含まない)。フレッツ・ISDNの新料金は未定。フレッツ・ADSLとフレッツ・ISDNは,2003年3月までに全国拡大をほぼ完了する。

 なお持ち株会社は,FTTHサービス会社「光サービス会社」(仮称)を7月に設立することも明らかにした。NTT東西地域会社から光ファイバの心線である「ダーク・ファイバ」を借り受け,第二種電気通信事業者としてFTTHサービスを開始する模様だ。持ち株会社の子会社となる見込み。

(吉野 次郎=日経コミュニケーション)