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 サーバー負荷分散装置やSSLアクセラレータのベンダーである米F5ネットワークス(F5)は,米国ラスベガスで開催中の「NetWorld+Interop 2001 Las Vegas」で,同社の主力製品である負荷分散装置「BIG-IP」の大幅な機能拡張を発表した。新機能を搭載したBIG-IPは,6月1日に出荷を始める。

 機能拡張の目玉は,「ワン・コネクト」と呼ぶセッション管理機能。これは,クライアントとWebサーバーの間で設定される複数のセッションを一つにまとめ,Webページの表示を高速化する機能である。

 一般に,一つのWebページに含まれるテキスト・データや画像などのオブジェクトは,それぞれ別々のサーバーに保持されている。そのためエンドユーザーがそのページにアクセスする場合には,クライアントが各サーバーに対して複数のセッションを設定する必要がある。機能拡張されたBIG-IPは,これらの複数のセッションを一つのセッションにまとめることで,クライアントの処理負荷を軽減し,Webページをダウンロードする時間を短縮する。

 またF5は,新しいBIG-IPに同社の製品「3-DNS」の機能も統合する。これにより,既存製品に実装されていたLAN環境でのサーバーの負荷分散機能に加え,複数のロケーションに分散配置されたサーバーに対する広域負荷分散も実現する。製品を設置するラック・スペースや,消費電力,ネットワーク管理負荷の節約が可能になる。

(滝沢 泰盛=日経コミュニケーション,米ラスベガス発)