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 シタラネットワークス・ジャパンは5月16日,大企業やサービス・プロバイダ向けに帯域管理装置「QoSArray」とネットワーク・ポリシーの一括管理ソフトウエア「QoSDirector」を発表した。今年6月中に発売の予定。価格はQoSArrayが450万円から,QoSDirectorが100万円からとなる見込み。

 QoSArrayは,同社が2000年4月に発売した帯域管理装置「QoSWorks」の上位版。ルーターとスイッチの間に設置して流れるデータの種類を監視,アプリケーションごとに設定した優先度に応じて帯域幅を割り当て,トラフィックを制御する。データに重みを付けないベストエフォート型に比べ,回線の利用効率が向上する。

 QoSWorksとの違いはリダンダント機能を付加し,耐障害性を強化したこと。QoSArrayは二つのモジュールが1セットになっており,一つがマスター,もう一つがスレーブの役目を担う。これらは,アプリケーションの優先度を決めるポリシー設定やシステム設定などが自動的に同期,マスターに障害が発生した場合にはスレーブに1秒以内に切り替わる。

 QoSDirectorは,QoSArrayやQoSWorksを複数台導入する大規模ネットワークでポリシー設定を一括管理するソフトウエア。割り当てる最大帯域や保証する最低帯域,ルーターに対して処理の優先度を設定するTOS(type of service)などを一度に設定できる。ネットワークのスループットの状況をグラフ化することで,QoS(quality of service)の達成度を確認することも可能である。

 QoSArrayは最大スループットとネットワーク・インタフェースに応じて4種類を発売する予定。最上位のモデルでは155Mビット/秒のスループット,インタフェースはギガビット・イーサネットに対応する。
(閑歳 孝子=日経コミュニケーション)