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 KDDIは6月14日,ブラウザフォン・サービス「EZweb」を今秋にオープン化することを明らかにした。EZwebはKDDI/auグループおよびツーカー・グループが提供中のサービスで,2001年5月末時点で760万3900ユーザーが利用中。ブラウザフォン・サービスで先行するNTTドコモは,2003年をめどにiモードをオープン化することを明らかにしているが,実際のオープン化ではKDDIが先行する。

 EZwebのオープン化の内容は,(1)ユーザーが最初にアクセスする「ポータル・サイト」の開放,(2)インターネット接続事業者(プロバイダ)へのネットワークの開放,(3)コンテンツ料金回収代行の拡大--の3点。このほか,現行のEZwebの公式サイトに掲載するコンテンツの採用基準を,6月末をめどにWebページで公開する。

 (1)のポータルの開放は,“お仕着せ”に近いEZwebのポータル以外に,他社が用意したポータルをユーザーが自由に選択できるようにするもの。具体的には,「ポータルサイト」という項目をEZwebのメニュー内に設置し,その下にポータル・サイトの一覧を掲載する。ポータル開放は今秋にも実施する予定。

 (2)のネットワーク開放は,EZweb端末がKDDIのEZwebサーバー(ゲートウエイ)を経由せずに,直接プロバイダのネットワークに接続できるようにするもの。具体的には,KDDI/auグループの無線ネットワークとプロバイダのネットワークを専用線接続によって直結する。プロバイダ側でゲートウエイを用意することにより,KDDIのEZwebゲートウエイを使わない独自のブラウザフォン・サービスを提供できる。提供時期や費用などについては,プロバイダと個別に調整する。

 (3)の料金回収代行の拡大とは,回収代行の対象をEZwebのメニュー内に掲載されている“公式サイト”だけでなく,公式サイトに属さない“一般サイト”まで拡大するもの。回収代行を希望するコンテンツ・プロバイダは,課金に必要なデータの送受信のためにKDDIが指定するソフトウエア・モジュールをサーバーに組み込む必要がある。提供に当たっては,コンテンツが公序良俗に反していないかなどの判定が必要となるため,総務省が今年度中の設置に向けて検討している「第三者機関」の活動開始が条件となる。KDDIは回収代行契約やモジュール組み込みなどの運用手順について検討を進めており,この手順が決まり次第,料金回収代行サービスを一般サイトにも提供する。