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 北海道銀行は,地域IP網を使うNTT東日本の県内向け通信サービス「フレッツ・オフィス」を利用し,道内の10営業店舗を結ぶ新しい社内ネットワークを8月に本格稼働する。

 営業店舗側は64kビット/秒の「フレッツ・ISDN」,センター側は128kビット/秒のエコノミー専用線「ディジタルアクセス128」で接続。8月中旬までに,札幌市内の5店舗と市外の5店舗を新ネットワークに収容する。当面はこの10店舗で運用し,顧客の反応を見て,道内に100店以上ある営業店舗にも順次導入する計画だ。北海道銀行は,ほとんどの営業店舗が道内にあるため,同一都道府県内に限定するフレッツ・オフィスの特徴を生かすことができた。

 新ネットワークは,営業店舗に来店した顧客に対する投資信託相談サービスに活用する。マイクとスピーカーを取り付けたパソコンからセンターに接続し,顧客とセンターに常駐する専門の担当者がVoIP(voice over IP)を使って直接会話する。画像やグラフを使った担当者によるプレゼンテーションも可能だ。

 同行の最大の狙いは,低い投資コストで顧客サービスの向上を図ること。専門知識を要する担当者を各店舗に配置することなく,専門的な投資信託の相談をしたいという顧客ニーズに応える。ネットワークの初期導入コストは1000万円以下。10店舗とセンターの通信コストも月間10万円以下に抑えた。

 北海道銀行は,保険や401k(確定拠出年金)など専門知識を持った担当者が少ない他の商品についても,新しいネットワークを使ってサービス・レベルを向上させていく意向である。
(閑歳 孝子=日経コミュニケーション)