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 KDDIは7月19日,2002年3月にFTTH(fiber to the home)実験を開始すると発表した。実験期間は2002年8月までの半年間。東京都と愛知県の500世帯に光ファイバを引き込んで,最大100Mビット/秒の高速インターネット接続環境を無料で提供する。FTTHサービスへの参入を目指し,技術面やビジネス・モデルを検証する。

 FTTH実験は,CATV事業者の東京ケーブルネットワーク,ひまわりネットワークと共同で実施する。CATV事業者やKDDIが保有している光ファイバを利用。ユーザー宅に引き込む部分など既設の光ファイバがない区間は,KDDIが新規に敷設する。東京ケーブルネットワークの提供エリアである東京都文京区と新宿区の一部で約300世帯,ひまわりネットワークの提供エリアである愛知県豊田市の一部で約200約世帯のユーザーを募集する。

 実験ではインターネット接続のほかにも,最大100Mビット/秒の高速回線を生かしたアプリケーションを用意する。IP電話,ビデオ・オン・デマンドなどの映像配信,音楽配信,ビデオ・チャット,ホーム・セキュリティ──などである。IP電話は国内・国際の一般電話や,携帯電話などとも無料で通話できるようにする。映像配信では,6Mビット/秒以上で符号化した高画質映像を提供する予定だ。

 2001年に入って,FTTHサービスや実験が相次ぎ始まっている。3月にサービスを開始した有線ブロードネットワークスに続き,NTT地域会社が8月,本格サービス「Bフレッツ」を開始する。中部電力や東京電力もFTTH実験を実施中。九州電力は今秋にも,FTTHサービスを開始する予定である。