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 大京とNTT-MEの子会社であるファミリー・ネット・ジャパン(FNJ)は8月6日,マンション内の回線にVDSL(very high bit rate digital subscriber linet)を利用したインターネット常時接続サービスの申し込み受付を開始した。月額使用料は,アクセス回線料込みで1戸当たり4000円台の前半を予定する。

 アクセス回線は,NTT東西が提供する加入者系光ファイバ「Bフレッツ」,IPレボルーションやケイ・オプティコムの光ファイバ網の中から,FNJが最適と判断したものを使う。Bフレッツは,主に「ベーシック・タイプ」のものを利用。これは,1本の光ファイバを分岐せずにマンションまで直接引き込むタイプ。マンション当たりの最大速度は100Mビット/秒。ただし,利用者が少ないマンションの場合は,1本の光ファイバを最大4分岐する「ファミリータイプ」も利用するという。この場合,マンション1棟につき最大速度は10Mビット/秒になる。

 Bフレッツが利用できる東京都千代田区,中央区,港区,新宿区,渋谷区などからサービスを始め,Bフレッツやその他の光ファイバ回線の普及に合わせて順次エリアを拡大する。

 宅内に置くVDSLモデムは,利用者がそれぞれ買い取る。このVDSLモデム代とサービス登録料を合わせ,初期費用は1利用者当たり4万円程度かかる。各戸のVDSL回線を収容する「VDSLセンター装置」はマンション内に設置する。これはレンタルで利用し,料金は月額使用料に含まれる。

 VDSLの仕様は,非対称速度型の場合は下りが22Mビット/秒で上りが3Mビット/秒,対称速度型の場合は13Mビット/秒を想定する。xDSL(digital subscriber line)技術の中では最も高速な方式だが,その分,伝送距離は短く300m~1km程度。そのため,ホテル内のLANなど伝送距離が短くて済む構内での利用が多い。
(閑歳 孝子=日経コミュニケーション)