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 NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は8月9日,地域内限定のイーサネット通信サービス「Arcster ギガイーサプラットフォーム」に,地域間を中継するメニューを追加すると発表した。サービスの開始は9月。遠距離中継網に1Gビット/秒のイーサネット品目をそろえたのは,国内の通信事業者の中では初めてという。

 「Arcster ギガイーサプラットフォーム」は,イーサネット中継サービス。主に,ユーザーがハウジングしたNTTコムのビル間や,アクセス回線と組み合わせて拠点間を接続するのに利用する。これまでは首都圏でしかサービスを提供していなかったが,9月には関西圏,中京圏,札幌圏,仙台圏,広島圏,福岡圏――の6カ所をエリアに追加した。これに伴い,圏をまたがるメニューを新たに始める。圏間接続メニューを使うことで,全国に拠点を持つWAN回線にも高速なイーサネットが利用できるようになる。品目およびインタフェースは,(1)10Mビット/秒(10BASE-T),(2)100Mビット/秒(100BASE-TX/FX),(3)1Gビット/秒(1000BASE-SX)――の3種類。

 月額料金は,圏内と圏間で別々にかかる。課金は,圏内はポートごと,圏間は圏ごとに,トラフィックに応じた従量制とした。具体的には,5分ごとにトラフィックを測定し,送受信のうち大きい方を平均通信速度に設定,月ごとに平均通信速度を集計して,上位5%を除いた最大のトラフィックを「利用速度」とする。圏間通信の品目が100Mビット/秒として利用速度が40Mビット/秒の場合,月額料金は94万円となる。

 NTTコムはまた,8月16日には「ブロードバンドアクセス」にメニューを追加する。「ブロードバンドアクセス」は,イーサネット,STM(同期転送モード),ATM(非同期転送モード)の3種類の方式を採用した高速アクセス回線サービス。イーサネットで最大1Gビット/秒,STMでは最大2.4Gビット/秒の品目を用意する。「Arcster ギガイーサプラットフォーム」の足回り回線としても利用できる。今回追加したのは,イーサネット方式とATM方式の10Mビット/秒の品目。NTTコムとユーザーの拠点間の距離が1km以内の場合,両方式ともに月額料金は12万円となる。また,イーサネットの100Mビット/秒品目では,距離が1km以内の場合で,月額30万円だったのを26万円に値下げした。
(閑歳 孝子=日経コミュニケーション)