PR
 ソニーコミュニケーションネットワーク(SCN)は9月5日,インターネット接続サービスの「JustNet」を運営するウェブオンラインネットワークス(WON)を買収すると発表した。SCNは,WONの親会社であるジャストシステムから,WONの全株式に当たる7200株を買い取る。買収金額は18億円で,10月1日に執行する。今回の買収によって,SCNが運営する「So-net」とJustNetを合わせた接続会員数は約150万人となる。

 So-netとJustNetの二つのサービスは,料金体系などのサービス格差を含めて買収後しばらくは並存する。ただ,「早ければ半年後ぐらいにも統合させる」(SCNの山本泉ニCEO)方向だ。一方,バックボーン回線などのインフラについては,「効率化のため,システム上問題がない部分から順次進める」(山本CEO)。

 今回の買収は,SCNがジャストシステムに持ちかけたもの。SCNは,アクセス回線のブロードバンド化を背景に,「コンテンツ事業を中心としたインターネット接続事業者間の競争が激しくなる」(山本CEO)と予想。会員数を増やすことにより,So-netで提供するコンテンツの利用拡大につなげる考えだ。

 一方ジャストシステムも,「プロバイダを本業とする事業者の傘下に入ることで,JustNetのサービスを向上させられる」(ジャストシステムの浮川和宣社長)と判断し,今回の買収に合意した。
(加藤 慶信=日経コミュニケーション)