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 有線ブロードネットワークス(usen)と楽天は9月19日,新会社「ABC」(all broadband contents)を9月中に設立すると発表した。資本金は4億8000万円で,usenと楽天が半分ずつ出資する。ABCはブロードバンド向けのWebポータルを設置して,コンテンツ配信事業を展開する。

 ブロードバンド向けコンテンツのポータルでは,音楽,映画,ゲームなどのエンターテインメント関連のコンテンツに加えて,動画を使ったショッピング情報などを配信する。「エンターテインメント関連に強いusenと,ショッピング・サイト分野でノウハウを持つ楽天が手を組んだ」(楽天の三木谷浩史社長)。楽天のサイトから,設置するポータル・サイトへユーザーを誘導する戦略だ。

 ABCはポータル・サイトから提携するインターネット接続事業者(プロバイダ)やCATV事業者を通じてコンテンツを配信する。著作権管理,課金システムの運用や配信業務などを担当。エンドユーザーから月額定額制あるいはコンテンツごとに料金を集め,コンテンツ保有者やプロバイダと利益をシェアする。コンテンツを配信する通信事業者として,ADSL(asymmetric digital subscriber line)事業者のアッカ・ネットワークスとイー・アクセス,プロバイダのNTTPCコミュニケーションズ,100社程度のCATV事業者と交渉中である。

 usenは現在,FTTH(fiber to the home)サービスでコンテンツ配信サービス「BROAD-GATE01」を提供中。「FTTHサービスは100Mビット/秒という圧倒的に速い回線を利用できる。ABCのコンテンツも流せるし,ADSLなど数Mビット/秒の回線とは異なるコンテンツで違いを出していく」(usenの宇野康秀社長)という。