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 クウェスト・コミュニケーションズ・ジャパンが国内での通信サービスの提供計画を明らかにした。12月1日に,国際専用線,国際ATM(非同期転送モード)サービス,IPトランジット・サービス──の3種類の国際通信サービスを開始する。ターゲットとなる顧客は,通信事業者やインターネット接続事業者(プロバイダ)などである。

 クウェスト・コミュニケーションズ・ジャパンは米国で長距離通信事業を手がける新興事業者クウェスト・コミュニケーションズの100%子会社。2001年7月に設立し,9月26日に第一種電気通信事業者として事業許可を取得した。

 米クウェストは2000年12月にも,日本国内に100%子会社「クウェスト・ジャパン」を設立済み。クウェストでは,今回サービスを始めるクウェスト・コミュニケーションズ・ジャパンを通信サービスを手がける事業者とし,クウェスト・ジャパンは企画会社として位置づける。

 当初の国際回線の接続対地は,米国,香港,シンガポールの3カ国。利用する国際海底ケーブルは,PC-1(対米国),EAC(対香港)が決まっている。日本側のアクセス・ポイントの位置は正式決定していないが,IX(internet exchange)のNSPIXP-2やJPIXに乗り入れることを検討している。

 現時点では新サービスの料金や速度品目などの詳細は決まっていない。前述した三つのサービスに関しては,「料金や帯域などの面で競合他社に大きく差を付けるものではない」(クウェスト・コミュニケーションズ・ジャパン)という。同社では,2002年度中をめどに始める国際IPv6サービスやIP-VPNサービスで競合他社との違いを打ち出し,国際通信サービス事業者としての基盤を固めたい考えである。