PR

 KDDIおよび沖縄セルラー電話,ツーカー3社のKDDIグループは10月31日から,ブラウザフォン・サービス「EZweb」のポータル・サイトをインターネット接続事業者(プロバイダ)などに開放する。これにより多様なポータル・サイトの登場を促し,EZweb向けコンテンツの拡充を目指す。

 具体的には,EZwebのトップ・メニュー内に「オープンサイト」という項目を新設し,その下にポータル・サイトの一覧を掲載。ユーザーは複数のポータルを自由に選択して,それぞれのポータルに登録された様々な一般サイトを閲覧できるようになる。

 当初はニフティ,NEC,ヤフー,ライコスジャパンが各自のポータルを用意する予定。KDDIは,これら以外のポータル・サイトについても,要請があれば自社で規定した掲載基準に基づいてオープンサイトへ登録する方針。各ポータルが掲載するサイトの選択についてはそれぞれのプロバイダにまかせ,KDDIは関与しない。

 また,KDDIはポータル開放と同時に,ポータルに掲載されない一般サイトにも簡単にアクセスできる仕組みを用意する。現在はキー操作によりURL(uniform resource locator)を入力する必要があるが,「オープンサイト」の下にURL入力の手間を省く新メニュー「カンタンアクセス」を設ける。同メニューでは,ブラウザフォン・コンテンツを扱う雑誌などに付記されている数桁の番号を入力し,URLへの自動変換サービスを選択するだけで,目的のサイトにアクセスできる。URLへの自動変換サービスは,イーシステム,インターネットナンバー,ジェイデータ,翔泳社の中から選べる。

 今回実施するポータル開放は,KDDIが6月に打ち出したブラウザフォンのオープン化策の一つ。同社はほかに,(1)EZweb対応端末がKDDIのEZwebサーバーを介さず,直接プロバイダに接続できるようネットワークを開放する,(2)コンテンツの料金回収代行の対象を,公式サイトに属さない一般サイトに拡大する--という方策も打ち出しており,順次実施していく考えである。

(高槻 芳=日経コミュニケーション)