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 フュージョン・コミュニケーションズは早ければ2002年夏に,企業向けの広域イーサネット・サービスを開始する。広域イーサネット・サービスは,ユーザーのイーサネット・フレームをそのままの形で転送するLAN間接続サービス。

 現段階では,サービス品目や料金などはまだ決まっていない。ただ,「NTT東西地域会社が提供中の『ワイドLANサービス』に似たサービスを検討中」(フュージョンの市来裕教サービス&ネットワーク企画部担当課長)という。ワイドLANサービスは,複数のユーザーで光ファイバの加入者線をシェアする「シェアドアクセス」と呼ぶ技術を使っている。NTT東西は,シェアドアクセス回線を他事業者に卸売りしており,フュージョンがこれを使う可能性もある。

 フュージョンは現在,企業向けのLAN間接続サービスとして,IP-VPNの試験サービスを提供中である。広域イーサネットの基盤となる基幹網は,IP-VPNと共用化する方針。基幹網は現在,ルーター・ネットに仮想的な伝送路を設定するMPLS(multiprotocol label swithing)技術をベースに構築されている。フュージョンは,MPLS網上に仮想的なイーサネット伝送路を設定する「EoMPLS」(Ethernet over MPLS)技術を使って,ユーザーのイーサネット・フレームを伝送する計画だ。

(米田 正明=日経コミュニケーション)