PR

 NTT-MEは11月5日,IP対応テレビ電話機「i・See」を12月1日に発売すると発表した。企業内ネットワークや,ADSL(asymmetric digital subscriber line)やFTTH(fiber to the home)などのブロードバンド・インターネット接続環境で利用することを想定する。価格は1台12万8000円程度。個人でも利用可能だが,当初は企業向けに販売する方針である。

 i・Seeは,台湾のリードテックが開発したテレビ電話機(写真)。IP上で使えるテレビ電話/テレビ会議システムの標準規格「H.323」に準拠する。H.323準拠で,パソコンに接続して使うIP対応カメラなどはすでに製品があるが,パソコンなしで使える電話機一体型の製品としては日本で初めてとなる。10BASE-Tのイーサネットをインタフェースに持ち,LANやWANに接続して利用する。利用帯域は,64k~320kビット/秒。320kビット/秒の場合,1秒あたり30フレームで利用できるため,テレビ並みの画質が期待できる。

 主な利用形態は,(1)1対1のテレビ電話,(2)多数が同時に接続するテレビ会議――の2種類に分かれる。テレビ電話ならば,LANまたはインターネット接続などのネットワーク環境以外にシステムを追加する必要はない。テレビ会議の場合は,電話機とネットワークのほかに,多地点接続を制御するMCU(multipoint control unit)と呼ぶ機器が必要。(1),(2)のいずれの場合も,電話をかけるには,接続先のIPアドレスが“電話番号”になる。ただ,ゲート・キーパー(GK)という装置を使えば,通常の形の電話番号を電話機に割り当てて使える。MCUやGKは,NTT-MEの製品ラインナップから選べる。

(野沢 哲生=日経コミュニケーション)