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 NTT東日本とNTT西日本は11月7日,フレッツ・シリーズのユーザーに限定したコンテンツ配信サービスを開始すると発表した。コンテンツを保有する企業から動画などのコンテンツを預かって,フレッツ・シリーズのユーザーに配信する。サービス名称は,NTT東日本が「フレッツ・オンデマンド」,NTT西日本が「配信代行・課金代行サービス」である。ユーザーからの申し込みを11月26日から受け付け,コンテンツ保有企業の準備が整い次第サービスを始める。

 フレッツ・シリーズのユーザーはまず,フレッツの県内中継網である「地域IP網」上にあるサイト「フレッツ・スクウェア」にアクセス。フレッツ・スクウェアに設置してあるコンテンツ配信サーバーから,コンテンツを利用する。有料コンテンツの場合は,フレッツ・スクウェア内で課金処理を経たあとで利用できる。毎月のコンテンツ利用料は,NTT東日本は電話料金とまとめて,NTT西日本がクレジット・カードで回収する。

 コンテンツ保有企業は,配信サーバーにコンテンツを預けておけば,有料でコンテンツを配信できる。インターネットを経由させずに,直接フレッツに加入するブロードバンド・ユーザーに配信できる利点もある。

 ただしNTT東西地域会社には,県間通信ができないという制約がある。コンテンツ保有企業は,都道府県ごとに設置してある各サーバーにコンテンツを預ける必要がある。当初は,NTT東日本が東京都,NTT西日本が大阪府でサービスを開始。今後,需要に応じて提供エリアを拡大する。

 コンテンツ保有企業がこのサービスを利用するには,コンテンツの容量に応じた月額料金とフレッツ・ユーザーから情報料を代行回収する際の手数料がかかる。料金体系や手数料は,NTT東日本とNTT西日本で異なる。NTT東日本のコンテンツ容量に応じた月額料金は,5Gバイトで14万8000円。NTT西日本は5Gバイトまでのストリーミング・コンテンツで月額6万5000円,ストリーミング以外で月額4万1000円。情報料回収代行の手数料は,NTT東日本が1社当たり月額5000円の基本料とコンテンツ料金の9%を徴収する。NTT西日本は基本料はないが,コンテンツ料金の20%を徴収する。

(中川 ヒロミ=日経コミュニケーション)