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 NTTドコモは11月14日,第3世代携帯電話サービス「FOMA」向けの動画配信サービス「iモーション」を,関東地区のFOMAサービス・エリア内で19日から開始すると発表した。東海および関西地区でもFOMAサービスの開始に合わせ,12月1日からサービスを始める。

 iモーション対応端末の第1弾「N2002」も19日に発売する(写真)。N2002はテレビ電話機能のないスタンダード・タイプのFOMA端末で,既存のFOMAスタンダード端末「N2001」の機能を強化。例えば液晶ディスプレイを4096色表示から6万5536色表示にした。N2002の実売価格は,N2001と同程度の4万円前後になる見通し。

 iモーションは,ドコモのブラウザフォン・サービス「iモード」の1機能として提供する。ただし,従来のiモード対応機では利用できない。N2002や今後発売されるFOMA端末向けの機能となる。「基本路線としては,今後発売するスタンダード・タイプとビジュアル・タイプのFOMA端末すべてに,iモード機能とiモーション機能を搭載する」(ドコモの須藤章二FOMA営業推進室企画担当部長)。

 ドコモの夏野剛iモード事業本部iモード企画部長は,iモーションの特徴として「ダウンロード速度が最大384kビット/秒と速く,待ち時間が短い。追加基本料がかからない。コンテンツの内容に応じて,音楽や静止画やテキストなどと組み合わせることもできる」といった点を挙げた(写真)。

 11月19日のサービス開始時点では,28社が37通りのiモーション・コンテンツを提供する予定。例えば,ニュース番組,ミュージック・クリップや映画のプレビュー,テレビ・コマーシャル集などのコンテンツがある。また,ドコモはホームページで技術情報を公開し,一般サイトのiモーション対応も促したい考え。

 iモーションでは,1コンテンツの最大データ・サイズは100Kバイト。コンテンツ・プロバイダやWebサイト作成者は,100Kバイトを超えない範囲で,動画と音を組み合わせたコンテンツ,静止画と音を組み合わせたコンテンツ,音だけのコンテンツなどを作成できる。動画の符号化方式はMPEG-4,音はAMR(adaptive multi rate)である。AMRは,FOMAの通話で使う音声符号化方式。

 約100Kバイトのiモーション・コンテンツを携帯電話機にダウンロードした場合,パケット通信料は168~169円かかる。パケット通信向け割引サービス「パケットパック80」を利用すれば16~17円,「同40」では42~43円,「同20」では84~85円になる。

(杉山 泰一=日経コミュニケーション)