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 J-フォンは第三世代携帯電話サービス(IMT-2000)向けの携帯電話端末を,現行のPDC(personal digital cellular)が併用できるデュアルバンド端末にする方針を明らかにした。11月21日の日本テレコムおよびJ-フォンの決算発表の記者会見で,J-フォンのダリル・グリーン社長は「デュアルバンド端末は非常に重要視している。既に端末を開発中だ」と述べた。

 J-フォンはIMT-2000サービスを2002年6月に東京都内で始める。10月には全国へサービス・エリアを拡大するが,基地局の設置には時間がかかるため,現行のPDCサービスよりエリアで見劣りするのは明らかだ。そこでIMT-2000とPDCのデュアルバンド端末を投入し,IMT-2000が使えない場合はPDCを利用できるようにしてエリアを補完する。

 NTTドコモのIMT-2000サービス「FOMA」では,今のところPDCとFOMAのデュアルバンド端末は存在しない。NTTドコモは2002年夏をメドに,FOMAとPDCのデュアルバンド端末を提供する計画。さらに同時期に,FOMAとPDCそれぞれの端末を同一の電話番号で使える「デュアルネットワークサービス」も提供する。

 また,J-フォンはIMT-2000サービス向けのデータ通信サービスとして,(1)テレビ電話などに用いる64kビット/秒の回線交換,(2)下り384kビット/秒,上り64kビット/秒のパケット通信サービス──を提供する。これはNTTドコモのIMT-2000サービス「FOMA」と同じである。通話料金については,「音声通話は現行PDCと同等以下,パケット通信は現在検討中」(林義郎会長)とした。

(川崎 慎介=日経コミュニケーション)