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 米クアルコムは1月8日,携帯電話機向けアプリケーションを開発するソフトウエア開発キット「BREW Software Development Kit(SDK)」の日本語版を無償で提供し始めた。「BREW」(binary runtime environment for wireless)は,同社の無線通信チップ「MSM」シリーズ上で動作するアプリケーション・プラットフォーム。BREW SDKで作ったアプリケーションは,BREWとMSMを搭載した携帯電話機で動く。

 日本では,KDDIグループのcdmaOne携帯電話機の大半がMSMを採用している。KDDIは早ければ2002年春から,BREWを搭載したcdmaOne/cdma2000携帯電話機を発売。2002年度中に,BREW SDKで開発したアプリケーションを携帯電話機にダウンロードできるサービスを始める見通しである。

 BREW SDKは,BREWのWebサイト(https://brewx.qualcomm.com/developer/sdk/download.jsp)で入手できる。Windows NT4.0/2000上で動作する。開発には別途,マイクロソフト製のC/C++開発環境が必要。この環境に慣れ親しんだプログラマは非常に多いため,多様なアプリケーション・ソフトの登場が期待できる。日本法人のクアルコム ジャパンは,「少なくとも国内では100~150社がSDK日本語版を利用するだろう」と見る。

 BREW SDKを使えば,MSMが持つ様々な機能を活用したアプリケーション・ソフトを開発可能だ。例えば,メーラーやブラウザ,位置情報ソフトなどを作成できる。NTTドコモのiアプリなどJavaのプログラムに比べて高速で,よりシステムに深く入り込んだプログラムを作ることができる。

(杉山 泰一=日経コミュニケーション)