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 マイクロソフトは1月9日,PDA(携帯情報端末)などのモバイル端末向けに,PHSを経由して情報を送り込む“プッシュ型”配信の試験サービスを開始すると発表した。2月4日より3カ月かけて実施し,試験サービスで得た結果は今後の製品やサービスの開発に役立てる。

 サービスの仕組みは次の通り。コンテンツ提供者側は専用のプッシュ配信サーバーを用意する。このプッシュ配信サーバーが,ユーザーの選択した任意のWebサイトを定期的にチェック。Webサイトの更新があれば,それをユーザーの端末にインストールしたソフトにPHSを通じて知らせる。PHSの着信によって自動的に端末の電源が入り,ソフトが起動するため,ユーザーは電源を入れて待っておく必要がない。

 試験サービスでは,モバイル端末にNTTドコモのPDA「シグマリオンII」を,カード型PHSには「P-in Comp@ct」,「P-in m@ster」を利用する。具体的なコンテンツは今後検討するが,例えば,株の銘柄が一定の価格に達した際に情報を通知するサービスなどを想定している。

 マイクロソフトのほか,同社が主宰する「プッシュ配信技術コンソーシアム」のメンバー企業が参加する。具体的にはNTTドコモ,システム・インテグレータのアイコン,Webコンテンツ制作会社の構造計画研究所,情報配信サービスを提供するビーマップの4社。

 NTTドコモはPHS向けのプッシュ型配信技術を提供し,アイコンはコンテンツ配信用のサーバー機器などを提供する。構造計画研究所がWebコンテンツを制作,全体のサービス運営をビーマップが担当する。

 なお,マイクロソフトでは試験サービス開始に当たって,一般のモニターを1000名募集する。1月28日より,専用のWebサイト(http://push.bemap.co.jp/)で受け付ける。参加料は無料だが,シグマリオンIIを所有しており,P-in Comp@ctあるいはP-in m@sterの契約者でなければならない。コンテンツ更新時の通信料はモニターが負担する。

(蛯谷 敏=日経コミュニケーション)