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 日立製作所は2002年4月1日,事業所用PHSを使ってPBX経由でイントラネットにアクセスするためのシステム「PHSブラウジングソリューション」の出荷を開始する。これに先駆け,1月15日から同システムのコンサルティングやシステム設計を始める。構内コードレス環境を構築しているオフィス内で,どこにいても手持ちのPHS子機からグループウエアにアクセスしたり,メールを閲覧できるようになる。

 同システムでは社内LAN上に,システムの核となるWebサーバー「メイン・サーバー」,基幹データベースと仲立ちする専用データベース・サーバーを設置。エンドユーザーはNTTドコモの「パルディオ」シリーズなどWebブラウザ内蔵型PHS端末を使って,PBXに接続したターミナル・アダプタ経由でメイン・サーバーにアクセスする。このサーバーと専用データベース・サーバーが連携し,社内のメール・サーバーやデータベースから社内情報を取得,PHS端末の端末画面に合わせてWebページを生成・表示する。ユニファイド・メッセージ用サーバーを組み合わせることで,PHS端末にメール着信を自動通知することも可能である。

 構内モードで同システムを利用できるPHS端末としては現在,NTTドコモのパルディオ・シリーズとアステル・グループの「ドットi」がある。DDIポケットの端末については動作検証中である。

 同システムは,構内だけでなく外部からも使える。公衆回線を契約したPHS端末や携帯電話機でもインターネット経由でアクセスできるようにしている。この場合はNTTドコモ/アステルのPHSのほかに,NTTドコモの「iモード」,KDDIグループの「EZweb」,「J-スカイ」,DDIポケットの「H" LINK」,の各サービスに対応した端末を利用可能だ。

 製品価格は,300回線を収容できるPBX,PHS端末200台,メイン・サーバー,ユニファイド・メッセージ用サーバー,専用データベース・ソフト,システム・インテグレーション費用を含めて約4000万円から。

(高槻 芳=日経コミュニケーション)