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 DDIポケットは,暗号・認証システムを手がけるRSAセキュリティと提携し,DDIポケットのPHS回線とセキュリティ製品のセット販売を3月に始める。自前の設備を持たずに移動体通信サービスを提供するMVNO(仮想移動体通信事業者)が主な対象となる。

 DDIポケットが提携するRSAセキュリティは米国でワンタイム・パスワード製品「SecurID」などを開発・販売する米RSAセキュリティの日本法人。今回,DDIポケットは,PHSデータ通信の卸売り回線サービス「無線IP接続サービス」と,RSAセキュリティのSecurIDを組み合わせて販売することにした。

 セット販売のメリットは,MVNOが個々にRSAセキュリティから製品を購入するよりも割安になること。MVNOのサービスを利用する企業にとっても,割安にワンタイム・パスワードを導入できるようになる。

 MVNOがRSAセキュリティからSecurIDを単独で購入する場合のライセンス価格は,1000ユーザー利用の場合で約2000万円。DDIポケットの回線とのパッケージでは,ユーザー数によって割引率は異なるが,1000ユーザーの場合は約75%引きの500万円程度で提供する。これにより,MVNOは割安な価格で,再販するPHS回線にワンタイム・パスワード機能を付加することができる。

 DDIポケットは,PHSデータ通信の大口割引サービス「無線IP接続サービス」を2001年9月から提供し,システム・インテグレータやインターネット接続事業者(プロバイダ)などがMVNOとなって独自のPHSデータ通信サービスを提供できるように促している。同サービスを使ったMVNOビジネスは,現在,日本通信と京セラコミュニケーションシステム(KCCS)の2社が展開している。

(川崎 慎介=日経コミュニケーション)