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 富士通の子会社であるアルファ・オメガソフトは,NTTドコモのFOMA向け携帯ビデオフォンにライブ映像を配信できるカメラ・サーバー「M4BOX」を3月から発売する。インターネット接続回線さえあれば,M4BOXに接続したビデオ・カメラで撮影した映像をリアルタイムで,複数のFOMAビデオフォンに配信できる。価格はオープンだが,実売19万~20万円程度を予定している。

 M4BOXを使って映像を配信するためには,NTTドコモが4月をめどに開始するサービス「V-ライブ」(仮称)を利用する必要がある。V-ライブの利用契約を結んだユーザーは,M4BOXをインターネット経由でNTTドコモのデータ・センターに接続する。データ・センターは,(1)M4BOXから送られてくるライブ映像をFOMAビデオフォンで再生できるフォーマットに変換,(2)FOMAビデオフォンを認証し,特定のライブ映像の視聴を可能にする--役割を果たす。各FOMAビデオフォンの認証には,ユーザーIDとパスワードを使う見込み。

 M4BOXは,ビデオ・カメラから取り込んだ映像をMPEG-4形式にリアルタイムで圧縮する。音声は扱わない。MPEG-4形式の映像データは,RTP(realtime transport protocol)とUDP/IPなどの通信プロトコルを使って送信する。NTTドコモのデータ・センターは,これらの通信プロトコルをFOMAで採用した3G-324M方式に変換する。

 M4BOXは,幅197×高さ34×奥行き110mm,重さ420gと小型・軽量で,設置場所を選ばない。外部インタフェースとして,ビデオ・カメラをつなぐビデオ入力端子と,ルーターやADSLモデムなどをつなぐ10/100BASE-T対応のRJ-45を装備する。

 アルファ・オメガソフトは,5月をめどにカメラ内蔵型製品を,さらに今夏には実売5~10万円程度の普及機の販売を予定する。

(杉山 泰一=日経コミュニケーション)