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 NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は2月20日,海外拠点とイーサネットで接続するためのパッケージ・サービス「Arcstarグローバルe-VLANパッケージサービス」を発表した。同サービスは,NTTコムがLANスイッチとインタフェースをイーサネットに変換する終端装置をユーザーにレンタルするもの。ユーザーは既存の国際ATM専用線や国際フレーム・リレーを利用しながら,拠点間をイーサネットで接続できるようになる。サービス開始は2月21日。

 新サービスは,国際ATM専用線や国際フレーム・リレーの付加サービスという位置付け。NTTコムは現在,広域イーサネット・サービス「e-VLAN」を国内で提供している。e-VLANがNTTコムが構築した専用の広域イーサネット網を利用するのに対して,新サービスはユーザー自身が使用している国際専用線サービスなどを使って広域イーサネット網を構築する。

 新サービスの導入メリットは,イーサネット・インタフェースを使えるため,海外の拠点ともイーサネットでLAN間接続できること。特に,日本国内で「e-VLAN」を利用しているユーザーにとっては,シームレスに海外拠点とLAN間接続できるようになる。バーチャルLANを使ったネットワークの運用・管理も可能になる。

 ネットワークの構成によっては,通信コストの削減効果も期待できる。例えば,東京,ニューヨーク,ロンドンの3拠点をつなぐネットワーク構成を想定する。ATM専用線を使って3拠点で相互に通信する場合は,3拠点をメッシュ構成でつなぐ必要があった。新サービスを使うことで,利用するATM専用線は2本で済む。例えば東京にLANスイッチを設置すれば,ニューヨークとロンドンの2拠点だけをATM専用線でLANスイッチにつなぎこめばいいからだ。

 LANスイッチやイーサネット・インタフェースを変換する終端装置などの機器レンタル料は,1台当たり月額10万円未満となる見込み。レンタル料には,NTTコムの保守・運用サービスを含んでいる。提供する機種については,トラフィックなどに応じてNTTコムが機種を選定する。

(加藤 慶信=日経コミュニケーション)