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 2月25日~26日にかけて,携帯電話事業者に加えPHS事業者やインターネット接続事業者(プロバイダ)も「迷惑メール対策」の強化を発表した。迷惑メールへの問題意識が,いよいよ通信業界全体で高まってきた感がある。まず25日にPHSサービスを提供するアステル・グループが,26日には携帯電話事業を展開するKDDIグループと,インターネット接続サービス「OCN」を手がけるNTTコミュニケーションズ(NTTコム)が強化策を明らかにした。

 アステル・グループは3月1日から,新たな迷惑メール対策を実施する。具体的には,「MOZiO eメール」ないし「ドットi eメール」のいずれかのメール・サービスを提供するアステル各社は,宛先不明のメール・アドレスを含むメールが大量に送られてきた場合に,メール・サーバーで受信をブロックする。MOZiO eメールとドットi eメールは,東京通信ネットワーク,中部テレコミュニケーション,ケイ・オプティコム,中国情報システムサービス,アステル四国(3月1日に四国情報通信ネットワークに営業譲渡),九州通信ネットワーク,アステル沖縄の7社が提供中。

 KDDIグループでは,KDDIと沖縄セルラー電話,ツーカー3社といった各携帯電話事業者が4月中旬に,メールの指定受信機能を追加する。これによって,事前に登録した任意の文字列を含むメール・アドレスからのメールだけを受信できるようになる。登録可能な文字列は20件まで。

 NTTコムは3月5日から,OCNのメール・アドレスに届く迷惑メールを受信拒否できるようにする。NTTコムは,「Mail ON」と呼ぶメールの付加機能を提供してきた。ここに,「迷惑メール防止設定」と呼ぶ機能を新たに追加。事前登録した最大10アドレスからのメールや,事前登録した最大10パターンの文字列をヘッダー(Subject,From,To,Cc,Reply-To)に含むメールを受信拒否し,センター側で自動的に削除する。