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 auブランドで携帯電話サービスを提供するKDDI/沖縄セルラー電話(auグループ)は2月28日,PDC(personal digital cellular)方式の携帯電話サービスの新規加入を3月31日をもって終了すると発表した。主力サービスのcdmaOneへユーザーを移行するのが目的。

 PDCは日本で標準化したディジタル携帯電話システムの方式で,国内のすべての携帯電話事業者がPDC方式の携帯電話サービスを提供中である。auグループは94年4月からPDC方式の携帯電話サービスの提供を始めた。しかし,98年7月に開始したcdmaOne方式の携帯電話サービスを主力サービスに据え,PDCサービスの拡販は事実上停止していた。

 auグループの携帯電話加入者数は1月末時点で1196万8100加入。このうちcdmaOneが1038万1600加入と全体の87%を占める。一方のPDCは158万6500加入で,ここ数カ月の間は毎月8万強~13万弱というペースで加入者数が減少している。

 KDDIはPDCサービス停止の時期については明らかにしていない。「ある程度の期間をおいて,利用者が少なくなった時点で改めてサービス停止時期を明らかにする」方針。ただし,かつて提供していたアナログ携帯電話サービスの「TACS」では,新規加入停止から1年2カ月後にサービスを停止している。このことから,PDCサービスの停止は2003年春ころと見られる。

 また,現行のPDCサービスの利用者には,サービス停止についての案内を料金明細ともに郵送する。cdmaOneへの移行を促すために,「移行ユーザーにはcdmaOne端末の割引なども検討中」(KDDI)という。

(川崎 慎介=日経コミュニケーション)