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 NTT東西地域会社は3月14日,ADSL(asymmetric digital subscriber line)サービスの通信速度に影響を与える電話線の情報を公開すると発表した。3月15日の午前8時から,NTT東日本とNTT西日本のWebサイトで無料で提供する。ADSLサービス加入前に,速度の目安を推定できるようになる。

 公開するのは,(1)ユーザー宅とNTT局を結ぶ電話線の長さと,(2)160kHz信号の伝送損失値の二つ。Webサイトにアクセスして自宅の電話番号を入力すれば,二つの数値が表示される。WebサイトのURLは,www.ntt-east.co.jp/line-info/(NTT東日本),www.ntt-west.co.jp/open/senro/senro_user_index.html(NTT西日本)。

 ADSL回線の通信速度は,電話線が長く,伝送損失が大きいほど低下する。イー・アクセスやアッカ・ネットワークスは,8メガADSLサービスでの回線速度と電話線の長さの実測値をまとめたグラフをWebサイトで公表している。自宅の電話線の長さをADSL事業者のグラフに照らし合わせれば,おおよそのADSL速度を推定できる。

 ただし,ADSL速度に影響を与えるのは,電話線の距離と伝送損失だけではない。太束ケーブル内の近くにISDN回線があったり,分岐ケーブルの「ブリッジ・タップ」があると,ノイズが発生して通信速度が低下する。ISDN回線やブリッジ・タップの有無といった情報は,エンドユーザー向けのWebサイトでは公開せず,ADSL事業者だけに公開する。このためADSL事業者に問い合わせれば,詳細な電話線情報を得られる見込み。

 NTT東西地域会社は,電話線情報を公開するために必要になったシステム構築費と運用費用を自社を含めたADSL事業者に接続料金として請求する。東西合わせて月額1195万5000円かかる費用を,1カ月間の新規加入者数の比率で配分する。