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 フュージョン・コミュニケーションズは4月1日,ブロードバンド・アクセス回線を利用したIP電話サービスを夏にも開始すると発表した。

 現在フュージョンは,NTT地域会社の交換機と接続し,中継網でトラフィックをIPパケット化するIP中継電話サービスを提供中。開始予定のサービスは,ユーザー宅にIP電話機などを設置し,インターネット経由でフュージョンのIP網へと送り出し,加入電話と通話する。発信側はNTT東西地域会社に支払う接続料を払わずに済むため,「通話料は未定だが,中継サービスよりも安くする」(角田忠久社長)方針だ。

 IP網経由で電話をつなぐための呼制御プロトコルには,SIP(session initiation protocol)を採用した。SIPは米マイクロソフトの「Windows XP」が搭載するIPビデオ電話ソフト「Windows Messenger」にも使われている。

 サービス開始に先立ちフュージョンは,ベンダー各社のハード,ソフトと,フュージョンが利用する機器との相互接続実験を5月1日から7月末まで展開する。既に三菱電機,ヤマハ,岩崎通信機,ソフトフロントが参加を表明している。フュージョンはこのほかのベンダーにも広く参加を促す。

(島津 忠承=日経コミュニケーション)