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 KDDIは4月17日,第3世代携帯電話システム「cdma2000 1x」を利用したクレジット決済のサービス実験を2002年秋をめどに実施すると発表した。ジェーシービー,トヨタファイナンス,三井住友カード,ユーシーカードの4社と協力する。

 実験では,KDDIが大日本印刷やフランスのシュルンベルジェセマなどと共同開発した小型のUIM(user identity module)カードを使用する。UIMカードは,第3世代移動通信システム「IMT-2000」規格に準拠した端末で採用されるICカード。このカードに各クレジットカード会社のアプリケーションや電子証明書などの情報を搭載し,クレジット決済の実験を行う。UIMカードに対応した専用の携帯電話機は,実験開始までに日立製作所が開発する予定。

 クレジット決済は,ブラウザフォン・サービスのオンライン・ショッピングと,実際の店舗などでの利用の2種類を想定する。オンライン・ショッピングでは,UIMカードに事前にクレジットカード番号や本人を証明する電子証明書を格納しておく。クレジットカード番号をそのまま入力する場合に比べて,番号入力の手間が省け,セキュリティも強化できる。一方,実際の店舗での実験では,赤外線通信を使った決済を検討している。
(蛯谷 敏=日経コミュニケーション)